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平成27年 問3 風力発電に関する記述

電験1種

問題

次の文章は,風力発電に関する記述である。文中の   に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選びなさい。

プロペラ形風車を用いた風力発電では,風を風車のブレード(翼)に当てることにより, (1) を発生させ,風車の軸部(ハブ)に回転力を与える。ハブには直接あるいは (2) 装置を介して誘導発電機や同期発電機の軸が接続されており,交流の電気エネルギーに変換する。これを商用系統に並列する方式には, AC リンク方式と DC リンク方式がある。

 AC リンク方式では,誘導発電機が多く用いられる。その中で,かご形誘導発電機を用いた方式が構造的に最もシンプルであるが,風車の回転数が商用系統の周波数に対応した回転数にほぼ固定される。この欠点を補うため,巻線形の誘導発電機を用い, (3) を制御することにより同期速度の100~110%程度の範囲で回転数を制御できる方式もある。これらでは,いずれも (2) 装置が必要であり,また系統への併入時の突入電流を制限する (4) 装置や,力率改善用キャパシタが必要である。

巻線形誘導発電機の二次側をインバータなどにより適切な (5) 周波数の交流で励磁すれば,更に広い範囲での可変速化が可能であり,併せて電圧や無効電力の調整も可能となる。これを二次励磁方式という。

 DC リンク方式では,発電機の交流出力を一旦直流とし,これをインバータで交流として並列する。二次励磁方式と同様の効果が,更に広い回転数範囲で得られる。ただし,二次励磁方式と比較すると大きなインバータ容量を必要とする。また,多種の同期発電機を用いれば, (5) 装置なしでの発電も可能となる。

出典:「平成27年度第一種電気主任技術者一次試験 電力科目 A問題 問3」

解答

(1) (ロ) 揚力
(2) (二) 増速
(3) (カ) 二次抵抗
(4) (ハ) ソフトスタート
(5) (リ) 滑り

解答・解説