問題
次の文章は,大形の風力発電設備の雷害対策に関する記述である。文中の に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選びなさい。
近年,自然エネルギーの有効利用という観点から風力発電設備が多数設置されている。高い構造物が単独で海岸などに設置されるため,雷害を受けやすい。特に,わが国の風力発電設備の雷害は,多くが日本海沿岸で発生しており,また,冬季におけるものが半分以上を占めている。
風力発電設備の雷害対策において考慮すべき特徴は,下記のようなことが挙げられる。
① 長大な (1) が回転する。
② ナセル内部には高電圧部と制御用の低電圧部が混在する。
③ 日本海側の冬季雷は (2) の雷が多く,高構造物から雷雲に向かって放電が進展するため,落雷する確率が他の地域より高い。
風力発電設備の雷害対策としては,下記のようなものがある。
① 風力発電設備には,ナセルに (3) が設置されているものが多いが,回転する (1) を保護するのは困難であることから,風車が保護角度範囲内に入るように,独立して (3) を設置することが有効である。
② (1) の先端に (4) を,内部に引き下げ導線を設置すれば,雷撃による (1) 破損の可能性は小さくなる。
③ 制御システムの雷害対策としては, (5) の低減や制御ケーブルへの誘導の防護が有効である。

出典:「平成23年度第一種電気主任技術者一次試験 電力科目 A問題 問3」
解答
(1) (リ) ブレード
(2) (イ) 正極性
(3) (ヘ) 避雷針
(4) (チ) 受雷部(レセプタ)
(5) (ホ) 接地抵抗


